明治43年に京都で開業し、100年以上の歴史がある老舗銭湯のウェブサイトを製作しました。
「トロン温泉稲荷」は、厚生労働省が認可しているトロン浴素を源泉とした、「かけ流しの天然温泉」に極めて近い人工温泉が特徴であり、日本で唯一、その設備がある「銭湯」となっています。
天窓から燦々と差し込む陽の光。
浴場に響く人々のしゃべり声。
湯あがりの冷えたコーヒー牛乳の味。
それぞれの人に、それぞれの思い出が残るのも銭湯のいいところ。
地元の人たちとの交流の場にとどまらず、外国人観光客の方が「日本独特の文化」を体験できるように、という依頼者の思いから、サイトを訪れた時に、一番風呂のいい匂いがして、ついつい銭湯へ足を運びたくなる、そんなサイトデザインを心がけました。
ファシリティは昔ながらのレトロな雰囲気を醸しながらも、清潔感があって明るいお風呂屋さん。
その雰囲気を存分に生かすため、ホワイトをベースにし、爽やかさと、この土地に豊富に湧く地下水を連想させるブルーをサブカラーに使用しました。
お湯の説明や効能、料金体系など「銭湯」にとって必須の情報は、お年寄りが見てもわかりやすいよう、大きめの文字でしっかりと表記しました。
・提供しているサービスやこの施設でできることは、写真やアイコンを多く使用し、ビジュアルで直感的に伝わるよう工夫しています。
・ナビゲーションつきの1ページのサイトにすることで、ユーザーがストレスなしで、すぐに知りたい情報へたどり着けるようになっています。
初めて銭湯を利用する方でも十分に楽しんでいただけるよう、入浴マナーについてのムービーを載せたり、WEB上から施設内を見学できる「ストリートビュー」を設置しました。
観光で訪れる外国人観光客の方へ向けPRできるよう、英語表記の切り替えができるようにしました。