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Movie

京都国際マンガミュージアム
『アラマタ館長のお祓い儀式』

Design

動画制作

Client

京都国際マンガミュージアム様
観れば観るほどに、噛めば噛むほどに…。
ジワジワと押し寄せるアラマタ館長の魅力を、エッジを効かせた動画でご紹介。
そのキッチュな世界観に思わず虜に?!

ABOUT

世の中に忘れられたマンガの先祖たる “マンガラクタ” を定期的に展示、紹介する京都国際マンガミュージアムの『大マンガラクタ館 ※1』。
2018年・夏は、同館館長のアラマタ館長こと、荒俣 宏氏が得意とする妖怪にまつわる「貸本マンガ」と夏休みの怪談 が展示されました。

貸本があらわれた昭和30年代の、妖怪にまつわる古いマンガを、地下の収蔵庫から発掘するのです。
呪われたらたまりません!

そこで展示のスタートに際し、アラマタ館長が半分人間・半分妖怪の怪人物「アリャマタコリャマタ」に変身し、関係者や来場者のみなさま の安全を願って、お祓い儀式を厳粛に行いました。

その様子を記録&You Tubeでの配信用にと撮影のご依頼をいただきましたが、こんな魅力溢れる機会に、普通に撮るなんてディレクター魂が 許さない!(普通に撮っても絶対面白かったとは思いますが…)ということで、ミュージアムのみなさまから「キッチュ」というヒントをい ただき、「決してかっこよく(スマートに)しないで!」というオーダーのもと、撮影に挑みました。

POINTS

1昭和の怪獣映画を彷彿とさせる魅惑のタイトルロゴ

昭和の怪獣映画は手作り感満載で、限られた動きのアニメーションや惜しみなく施された工夫が、現代の3D慣れした世代にはとても新鮮で、かつ ノスタルジーまで感じさせられます。
キッチュさとおどろおどろしさを表現するために、昭和の怪獣映画の手作り感を取り入れ、手描きのタイトルロゴを作成しました。

2あえての素人動画

ファンが撮った動画という設定でデジタルカメラを用いノンカットで撮影。
手ブレは気にしない! アラマタ館長が画におさまっていることが重要なのです。そして、本物のカメラマンがフレームギリギリに映っていたりと。あれ?どこかで観たような…。

3JK文化を意識したフォントと絵文字で、お茶目さを演出

いつの時代も文化の発信源として新しいものを生み出す女子高生たち。今も昔も変わらず彼女たちに愛されるプリクラを参考に、色付き文字のテロップを作成しました。
少し古めかしさすら感じさせる絵文字とともに、お茶目で独特の印象に仕上げました。

4切れかけの電灯を動画で実現!

京都国際マンガミュージアム 2階 校長室前で存在感を放つ“大マンガラクタ館”の電飾看板。本当は昭和の街並みによく見かけた、カチカチと音のする切れかけの電灯のようにしたかったそうですが、実現できなかったというお話をお聞きし、ならば動画の世界で実現しよう!と切れかけの電灯を作ってしまいました。

お祓い後の静かな館内で…
お祓いしたはずなのに、電灯が切れるなんて…!

動画はこちら
↓   ↓

日本が誇るマンガ文化。
京都国際マンガミュージアム様のお仕事をさせていただき、マンガの奥深さと魅力を益々感じ、益々誇りに思う今日この頃です。
文学的・歴史的な側面から紹介される展示は必見です! 学芸員様の情熱やマンガの新しい見方を教えてくれる、本当に貴重な体験ができます。
みなさま京都にお越しの際は、ぜひ京都国際マンガミュージアムにお立ち寄りくださいませ! 関西圏の方は、年間パスがおすすめです。

※1 大マンガラクダ館
京都国際マンガミュージアムの地下収蔵庫に眠る25万冊もの貴重な漫画を、発掘し紹介する企画展示。 マンガが「クールジャパンの主役」とみることができるようになったいま、日本の宝を見つけ出せるかもしれない!とても貴重な展示です。 京都国際マンガミュージアム2階校長室前でご覧になれます。 現在の展示はこちらをチェック→